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パチスロ 回らない台 マイクロソフトは11月6日、「Microsoft .NET Framework 3.0」の製造工程向けリリース(RTM)を発表した。アプリケーション開発者にとって、.NET FrameworkはWindowsプラットフォーム上になくてはならない存在になりつつある。Windows Vistaと機を同じくして登場した.NET Framework 3.0は、どのような背景で、また、何を目的にしたものなのだろうか。.NET Framework 3.0を担当する、マイクロソフト デベロッパー製品部 シニアプロダクトマネージャ 近藤和彦氏へのインタビューを通して、.NET Framework 3.0の全容を探る。

.NET Framework 3.0登場の背景

 近藤氏は、.NET Framework 3.0が登場した背景として、ユーザーニーズをあげる。コンシューマ側を見れば、YouTubeの例をあげるまでもなく、インターネットの世界はテキストからビデオに変化してきている。また、Ajaxを活用したサイトが増えてきた例からも分かるように、Webという仕組みに新機軸を求めようとする流れができている。一方、ビジネスに目を向ければ、サービス指向アーキテクチャの台頭が示すように、変化の波に遅れまいと、納期は短く、システムの柔軟性は最大限にというように、開発現場への要求がますます厳しくなってきている。

 ビジネスアプリケーションとコンシューマアプリケーションでは、このように求められているものが異なることは確かだ。しかしこのような状況の中、ビジネスもコンシューマもターゲットとしているマイクロソフトとして、「どちらにも対応していく必要があった。」と近藤氏は語る。コンシューマ向けとして、クライアント側のユーザーエクスペリエンスの向上は必要とされていた。また、ビジネスを支えるサーバ側では、相互接続性やセキュリティ、さらに柔軟性が重要となっている。これらの解決策として.NET Framework 3.0が登場した。

.NET Framework 3.0とは

 すでにご存じのとおり、.NET Framework 3.0は大きく分けて4つのコンポーネントで構成される。Windows Presentation Foundation(WPF)、Windows Communication Foundation(WCF)、Windows Workflow Foundation(WF)、そしてWindows CardSpace(WCS)だ。

 WPFは、Windows VistaのAeroインタフェースに代表される、3D表現を含むさまざまなメディアを統合して表現できるプラットフォームだ。2D、3Dを問わず、画像、ビデオ、また音声までを統合し、XAMLと呼ばれるXMLベースのマークアップ言語により簡単に表現できる仕組みだ。

 WCFは、Webサービスなどのシステム間通信の仕組みを、一つの統一された方法で制御できるようにしたプラットフォームだ。システム間通信は、Webサービスだけでなく、さまざまな方式がある。元来、通信方式ありきでシステム構築を行っていた場合が多く、システムの前提として通信方式を決めてしまっていたがために、システム的にこうした通信方式の変更を余儀なくされた場合、その対応は大掛かりなものとならざるを得ない状況にあった。

 近藤氏は、「WCFにより統一的なプログラミング環境を提供し、コンフィグレーションの変更だけで通信方式の変更が行えるシステムを構築できる」という。これは、WCFがプロセス間通信までを含む統一されたプログラミング環境を提供し、セキュリティ方式や通信の同期、非同期といった構成情報を、XMLベースのコンフィギュレーションファイルの設定だけで行える環境を提供してくれるためだ。これにより、構築したシステムが将来の通信方式の変更などに、プログラムの変更なしに柔軟に対応できるようになる。

 WCFで柔軟なシステム間通信が確保できたとしても、単につながればよいというわけではないだろう。柔軟なシステムとは、ロジックとワークフローが切り離され、ワークフローの変化にも柔軟に対応できるべきだ。これを実現するのがWFだ。WFはシステム内で行われるワークフローの記述を、やはりXMLベースの言語で記述でき、ロジックとワークフローを切り離す仕組みを提供する。これにより、変化の早いビジネスにおいても、新しいビジネスに短期間で対応できるシステム構築が可能となる。

 WCSは、システムを利用するユーザーが使うIDとパスワードに代表される、IDの管理のための仕組みだ。Web上に存在するさまざまなサービスを利用する場合、それぞれのサービスごとに異なったIDを管理するのは、ユーザーにとって負担となるうえ、同じIDとパスワードを使い回してしまうという脆弱性の問題にもつながっている。WCSは現実世界で使い慣れているカード形式で認証させるための仕組みで、IDプロバイダと呼ばれるカードを発行する機関と、これを使うユーザー、カードを提示されるサービス提供者の三者が連携して動作することになる。

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